こんにちは、マナビコ理系塾です。
今回は高校数学といえばこの2冊ともいえる参考書
チャート式(数研出版) VS 問題精講(旺文社)
で解説をしたいとおもいます!
今回は入門者編ということで、対象は数学の偏差値が現状40〜50くらい、目標偏差値が50〜50後半という生徒さん向けに書かせてもらいます。
なので対立する参考書は
基礎と演習(通称白チャート) VS 基礎問題精講(緑色のやつ)
となります!
※偏差値50以下で黄色チャート・青チャート・標準問題精講を使っている人はマジでそれ無意味なので、イマスグにポイしてこの2冊のレベルに戻ってください
ほぼ同じレベル帯の問題集ですが、やや基礎精講のほうが難易度が高いのが混ざっている印象ですかね。
(黄色チャートよりは簡単という程度)
この2冊で悩んでいる、あるいは使いこなせていない人の背中を押したいと思いますので、どうぞ最後まで読んでいってくださいね!
結論:苦手意識をなくしたいなら白チャートがオススメ
最初に結論をお話してしまいます。
まず数学の勉強が苦手という人であれば白チャートがオススメです。
その理由は後で詳しく解説しますが、基礎精講よりも問題パターンが豊富で、白チャートの問題を「完璧」にしておくだけで共通テストで使うテクニックのほぼすべてを身につけることができます。
高校偏差値60くらいまでの学校だったら定期考査対策もこれで十分です。
マナビコ理系塾でも、数学苦手レベルの人はみんな白チャートスタートではじめてもらっています。
白チャートからスタートして数学偏差値が60まで上がった人もいるので、実績アリ、です。
白チャートは、掲載問題パターンが豊富で解説が丁寧
問題パターンの豊富さは、白チャートの方に軍配が上がります。
白チャートⅡ+Bの収録問題数は、277題。(数Ⅱだけで216題+数Bで61題)
対して基礎問題精講の収録問題数は、183題となります。
厚さの差といってしまえばそれまでですが、収録問題数がこれだけ違うとカバーできるパターンに大きく差が出ます。
白チャートが「完璧」にできるようになれば、共通テストで出てくる問題テクニックはすべて「理解」できるようになります。
(使えるようになっているワケじゃないから勘違いしないように)
対して基礎問題精講だと、ちょっと心もとない感じですね。
「なるほどそうやって解くものなんだな」と理解・納得しながら共通テスト演習を進めていくことになります。
近年「読解味」が強まっている共通テストにおいて、この差はとても大きいです。
「共通テスト演習の解説を読んだ時に理解ができるかどうか」はその後の復習の質を大きく分けるので、苦手な人ほど基礎部分をしっかり固めていきましょう!
基礎問題精講は、チャート式で心が折れる人や一問一問丁寧にやりたい人向け
じゃあ基礎問題精講はダメな参考書なんですかと言われれば、それもまた明確にNOです。
こちらは白チャートと比べる半分くらいの厚さです。
チャート式を独学でやろうと思ったときに、まず最初にぶつかる壁が「厚みに途中で心がくじける」ですね笑
リュックに入れて運ぶのも一苦労。
英語辞典なみの重さとくれば、どんな良書でも毎日の持ち運びも嫌になるってものですね。
白チャートを計画的にコツコツ進めるのが厳しいという人にとって、半分くらいの厚さで高校数学の要点を押さえられるのは大きなメリットと言えるでしょう。
また一問一問について「精講」という指針解説と、問題の解法が載っています。
精講・解法を読んで理解→実際に問題を解いてみるということを進めていくスタイルが肌にあっているという人にはオススメです。
学習網羅度では白チャートに軍配。しかし基礎精講は根強いファンもいる
いかがだったでしょうか。
単純な問題のパターン網羅度と解説の量においては、白チャートが優勢でオススメという結論となりました。
一方でこの基礎問題精講シリーズは愛用者も非常に多いので、チャート式では無理!という人の受け皿になっている部分は大きいと思います。
ちなみにマナビコ理系塾では物理と生物の学習は基礎精講を使用しており、筆者も大好きな参考書シリーズです。
この記事が参考になり、あなたの学力を上げる一助となることを願ってます!