【ご質問】
学校のテキストもできないの状況で、それ以外にテキストをやっていく必要がありますか?
新しいテキストに手を出す前に、今取り組んでいるテキストを完璧にできるようにするべきではありませんか?
このようなお悩み、ご質問をよく聞きます。
今回はこちらにお答えしていきたいと思います。
まず結論から申しますと、
学校のテキストを進められていて、内容の理解(ここ重要)が出来ているなら、ほかのテキストを進める必要は無いと考えます。
例えば数学のメイン問題集として4STEPを使っていて、副教材的にチャート式を使っているとします。
★学校の進度に合わせて問題なく解けている
★解説も理解できるし、答案再現もできる(定期考査で点が取れる)
ということであればそれでOKだと考えます。
内容の理解ができている、というのは問題を解いて正答できる状態をさします。
もちろん模試や本番の入試で点を取るには、テキストが理解できる状態(分習法的)から模試演習や過去問演習(全習法)へシフトチェンジする必要がありますが、基礎固めとして良い流れでできていると思います。
しかし、
★テキストの解説を見てもよく分からない
★全然やる気が継続しないということであれば
それはあなたの学力とテキストの難易度が合っていない可能性が高いです。
難易度が合わないことには人間はなかなか取り組めないものです。
例えば、キャッチボールがまともにできない子に、遠投練習をさせる野球のコーチがいたらどうでしょう?
おかしいと思いますよね?
勉強も同じです。
分数を含めた四則演算、関数の意味と基本的な取り扱いが不十分な生徒に、二次関数の最大最小を求めさせるのは、まさにそれと同じです。
基礎学力がついていない子どもに微分積分をやらせるのは、キャチボールができない子どもに「イチローのように外野からレーザービームで刺せ!」って言うようなものです。
全く効果的でない練習をしていることになります。
動きを何回も練習することで、モノマネのように雰囲気を似せることはできるようになるかもですが、実践で使い物になるスキルになることはありません。
じゃあどうすればいいか?
答えは簡単です。
キャッチボールからはじめましょう。
勉強の場合、テキストの難易度を下げたり、進度をもどって学習し直すことになります。
今やっている練習が実力と乖離しているならば、基礎練に戻ればOKです。
しかし当然のことながら学校の進度は待ってくれませんから、自分で戻って、自分で追いかける必要があります。
マナビコではそのサポートをしていきます。
学力診断テストを使って、プロ講師が現在の理解度や到達度を正確に把握し、現在のレベルに最適なテキストを選定します。
ゆくゆくは学校の進度すら追い越して、学校の授業も試験も、すべて演習として活用出来るレベルをめざします。
自分に合っているテキストで学習を始めると「できる・わかる」という経験を積むことができます。
学校の授業で長らく感じられなかった「わかる楽しさ」を積み重ねることで、勉強へのモチベーションを呼び起こします。
ぜひ一緒に、勉強を好きになる勉強をいっしょにはじめてみませんか?